Bybit

Bybit(バイビット)の追証やロスカット|証拠金維持率について解説

Bybit追証

仮想通貨取引を検討している方、FX取引を既に行っている方、損失が発生した時の「追証」に悩んでいませんか?

なるべく追証は避けたいという方もいるかと思います。
そうした方にとっては、今回の記事は役に立つかと思います。

せっかく仮想通貨取引を始めて利益を出して資産形成をしようと思っているのに、追証が発生して気付いたら手持ちのお金がどんどん溶けてしまった…。

そんな事態は避けたいですよね。

今回の記事では、

  • 仮想通貨取引をする上で知っておきたい用語
  • Bybitの証拠金の仕組
  • 追証が発生するか
  • ロスカットの仕組みはどうなのか

について解説していきます。

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Bybitを使うまでに知りたい用語

Bybitで取引を開始する前に、最低限の基礎知識を知っておく必要があります。

知らずにトレーディングをはじめてしまうと、思わぬ事態に遭遇してしまったり、進め方がわからなかったり、大きな損失につながる可能性があります。

少なくとも以下の4つは知っておきましょう。

知っておきたい用語
  • ロスカット
  • 証拠金維持率
  • 追証
  • ゼロカット

それぞれ具体的に見ていきましょう。

(1)ロスカット

一定以上の損失が出てしまっている場合に、ユーザーが持っている仮想通貨を取引所側が強制的に反対決済をする措置になります。

取引所によって基準は変わります。

ユーザーにとって致命的な損失が出ないように、取引所側が買っている仮想通貨を売ったり、売っている仮想通貨を買い戻したり、保有しているポジションの反対決済を実行します。

(2)証拠金維持率

証拠金の中で、取引に使用している資金に対するアカウント入金額の割合です。

計算式は、

有効証拠金÷必要証拠金×100

で出せます。

例えば、1ビットコインが300万円で、そのうちの30万円分を購入したい、アカウント入金額が10万円で、レバレッジ倍率が10倍までだとすると、

  • 30万円÷10=3万円が必要証拠金
  • 10万円÷3万円×100=333%が証拠金維持率

となります。

(3)追証

レバレッジ取引を始めて、追加で支払う証拠金を意味します。

多くの取引所では、証拠金維持率が一定を下回った段階で強制ロスカットがされますが、ロスカット前に証拠金の追加(追証)をすれば、ロスカットを回避することができます。

ただし、追証は証拠金維持率が一定を下回るたびに請求されるので、損失を出し続けている場合はその都度入金が必要になってしまいます。

(4)ゼロカット

自己資産を上回る損失が出ないように取引所側から配慮されたシステムです。

相場が非常に荒れてしまいロスカットになるタイミングが遅くなってしまい、証拠金以上の損失が出てしまうケースがあります。

ゼロカットシステムを採用している取引所であれば、取引所が証拠金以上の損失を補填・保証してくれるので、安心して取引することができます。

Bybitをはじめ、CryptoGTなどの取引所ではゼロカットシステムを採用しており、安心してトレーディングすることができます。

Bybitの証拠金の仕組み

Bybitで取引をするにあたって証拠金が必要になるのですが、証拠金には「必要証拠金」と「維持証拠金」という2種類のものがあります。

必要証拠金 ポジションを持つのに必要な証拠金
維持証拠金 投資したポジションを維持するのに必要な最小限の金額

必要証拠金は、保有したい通貨の数量と金額、そしてレバレッジ倍率で決まります。

例えば、1BTCが約300万円、1つ分保有したいかつレバレッジ倍率を25倍にしたいとすると、

300万円×1通貨÷25=75万円

の資金が必要になり、この75万円必要証拠金といいます。

維持証拠金は、そのポジションを維持し続けるために必要な資金で、アカウントにためておく必要があります。

もしアカウントに入っている資金が維持証拠金を下回ると、強制ロスカットになります。
そのため、維持証拠金は強制ロスカットになるかどうかの基準値になります。

そして維持証拠金はポジションの「維持証拠金率」によって計算されますが、USDT無期限契約においては、下記の表のように段階別に維持証拠金率が引きあがってきます。

段階 契約価額 (USDT)維持証拠金率 維持証拠金率 必要証拠金率 最大レバレッジ
1 1,000,000 0.50% 1.00% 100
2 2,000,000 1.00% 1.50% 66.67
3 3,000,000 1.50% 2.00% 50
4 4,000,000 2.00% 2.50% 40
5 5,000,000 2.50% 3.00% 33.33
6 6,000,000 3.00% 3.50% 28.57
7 7,000,000 3.50% 4.00% 25
8 8,000,000 4.00% 4.50% 22.22
9 9,000,000 4.50% 5.00% 20
10 10,000,000 5.00% 5.50% 18.18

取引の契約価額が大きくなればなるほど、要は取引額が大きくなるほど、最大レバレッジにも規制がかかり、リスク制限されるようになっていきます。

一方、インバース型契約の維持証拠金率は下記の表のようになります。

通貨ペア 維持証拠金率
BTCUSD 0.5%
ETHUSD 1%
EOSUSD
XRPUSD

Bybitでは追証は発生しない!

ゼロカットシステムの部分で説明しましたが、Bybitでは追証は発生しません!

証拠金以上の損失分については保証されているので、安心して取引できますね。

もし相場が保有ポジションの反対方向に動き損失が広がったとしても、強制ロスカットが発動し、それ以上の損失は広がらないようになっています。

入金している証拠金以上には損失が拡大しない点が安心ですね。

国内の仮想通貨取引所では追証を求めるところが多数です。

GMOコインでもDMMビットコインでも、証拠金以上の損失が出た際は追証が発生します。

国内取引所では、このように証拠金以上の損失が出る可能性を抑えるために、金融庁の規制によりレバレッジ最大倍率を4倍に制限しています。

一方海外の取引所では、ゼロカットシステムを導入している取引所もあるので、レバレッジ取引に慣れていなくても安心してトレードできます。

証拠金の補充の仕方

Bybitでは追証は発生しないものの、自主的に証拠金を追加補充することは可能です。

証拠金の補充のやり方は、

  • 自動証拠金補充システム(AMR)
  • 手動で入金

の2つがあります。
それぞれ具体的に見ていきましょう。

(1)自動証拠金補充システム

自動証拠金補充システム(AMR)は、強制ロスカットを回避するために証拠金を自動的に補充する機能です。

自動証拠金補充システムをオンにすれば、証拠金が維持証拠金水準に近づく(要はロスカット水準に近づく)たびに使用可能残高から証拠金が補充されます。

この機能はBybit独自の機能であり、レバレッジ取引を始めた後に追加入金する手間が楽になります。

自動証拠金補充システムを活用すれば、相場が想定外の動きになりロスカットになりそうになっても、当初の証拠金額と同じ量を補充してポジションを保有し続けることが出来ます。

そのため、現在想定外の値動きになっても中長期的に想定通りの値動きになりそうだ、と思えるタイミングではこの機能は重宝します。

ちなみに、補充される金額は必要証拠金と同額になり、変更はできません。

また、自動証拠金補充システムは分離マージンモードでのみ使用できます。

取引画面下部にある「ポジション」から、簡単に自動証拠金補充システムの設定が出来ます。

(2)手動でも証拠金を補充できる

Bybitでは手動でも証拠金を補充することができます。
保有しているポジションにある鉛筆マークをクリックすると、ポジション詳細が表示されます。

詳細情報より、ポジション証拠金の調整を行う事が出来ます。

「ポジション証拠金を調整する」の右に数値を入力する画面があるのですが、この数値に入力すれば、手動で証拠金を補充することができます。

Bybitではロスカットはあるのか?

ゼロカットシステムのおかげで追証は発生しないBybitですが、ロスカットは発生します。

Bybitの独自基準である「破産価格」というものがあり、これを基準にロスカットが発生します。
通常の取引所では証拠金維持率で決まるのですが、Bybitでは違うので、注意しましょう。

破産価格の計算については、下記を参照してください。

USDT無期限のロスカット(分離マージン)
  • 買い(ロング)ポジションの場合…
    破産価格=参入価格×(1-必要証拠金率)
  • 売り(ショート)ポジションの場合…
    破産価格=参入価格×(1+必要証拠金率)
インバース型契約のロスカット
  • 買い(ロング)ポジションの分離マージンの場合…
    平均参入価格×(レバレッジ+1)÷レバレッジ
  • 買い(ロング)ポジションのクロスマージンの場合…
    (平均参入価格 ÷ 契約数)+(資金残高 – 注文証拠金)÷1.00075×契約数
  • 売り(ショート)ポジションの分離マージンの場合…
    参入価格 × (レバレッジ – 1)÷レバレッジ
  • 売り(ショート)ポジションのクロスマージンの場合…
    (平均参入価格 ÷ 契約数)+(資金残高 – 注文証拠金)÷0.99925 × 契約数

ゼロカットシステムの仕組み

Bybitはゼロカットシステムが導入されているおかげでトレーダーとしては安心して取引をすることができるのですが、ゼロカットシステムはどのような成り立ちになっているか見ていきましょう。

  • 保険基金
  • 自動デレバレッジ(DA)

によって成り立っています。
それぞれ見ていきます。

(1)保険基金

保険基金とは、損失が拡大してしまい、ユーザーが清算が不可能になってしまった際に、資金を保証するために利用される積立金のことです。

Bybitでは、ロスカットによって損失が証拠金を上回ってしまった場合、その上回ってしまった分の価格を保険基金により穴埋めします。

(2)自動デレバレッジ(DA)

上記の補填をするために十分な保険積立金がない場合は、取引所側が任意にユーザーを選択し、そのポジションを反対売買し、レバレッジの解消(デレバレッジ)を自動的に行います。

それにより、上記のユーザーへの保証をまかないます。

自動デレバレッジの対象となるユーザーは、全ユーザーの中でもランキングが最も高いユーザーが優先的に選択されてデレバレッジの対象となります。

まとめ

今回の記事では、Bybitでは追証が発生しない旨についてお伝えし、ゼロカットシステムの仕組みについて、Bybitにおける独自基準「破産価格」を用いたロスカット制度についてなど、詳しく紹介してきました。

ゼロカット制度のおかげで、大損失が出ても、入金額までの損失に限定されるので、安心感をもってトレードすることができます。

国内取引所では追証がある業者がほとんど中、Bybitでは追証が発生しないので、この機会にぜひBybitを利用してみてください。

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